マンション登記簿の見方とマンション索引簿の活用について

マンション登記簿の見方とマンション索引簿の活用について

マンションを購入する前に登記簿をチェック

収益用などでマンションの人気は高まっており、
購入する人が増加していますが、
マンションを購入する場合は必ず登記簿の見方を覚えて、
内容をチェックし、権利関係などを確認することが大切です。
登記簿とは、土地やマンションなど不動産に関する権利関係や不動産の現況を
記載している帳簿をいいます。
ちなみにマンションと一戸建てとでは登記簿の表記が違うため、
見方には注意しなければなりません。
現在、需要の高まっているマンションの登記簿の見方をご説明します。

マンション登記簿の見方

マンションを購入した場合、司法書士もしくはデベロッパーから
権利証が送られてきます。
その中に登記簿謄本（登記簿の写し）が同封されています。
ほとんどの場合は、見方がよく分からないことから
自分の名前が記載されていることだけ確認すると、
金庫などにしまい込んでそれきりになりがちです。
しまう前に、記載内容をキチンと認識しておきましょう。

マンション登記簿の構成

マンションの登記簿は大きく次の3つの部から構成されています。
マンションを購入する場合、注意しておきたい部分をご説明します。

【①　表題部】
マンションが建設されたときに最初に実行される登記を表題登記といいますが、
マンションのどこにどんな構造の建物があるのかなど、
物理的性状を記載しています。
【②　権利部（甲区）】
所有権に関する事項が記入されています。
所有者、所有権移転の有無などが記載されています。
中古マンションの場合、登記簿謄本（登記事項証明書）に
イレギュラーな記載があった場合は、
権利において注意信号を意味しているのでよくチェックしましょう。
【③　権利部（乙区）】
所有権以外に関する事項を記載しています。
例えばマンションを購入するためにお金を借りた場合、
そのマンションが担保に取られる場合の詳細を記載しています。
マンションの場合は抵当権や根抵当権（不動産上に設定された担保物権）以外の
権利が登記されることは稀なので、注意しましょう。

マンション索引簿でマンションを特定しよう

分譲マンションの場合、部屋ごとに家屋番号が割り当てられていますが、
部屋番号と家屋番号が一致しない場合もあります。
そうした時は、JTN（登記簿図書館）のマンション索引簿をご利用いただくと、
お探しのマンションが簡単スピーディーに検索できて便利です。