ホーム > 土地やマンションなど不動産物件の売買には重要な登記情報 > 不動産業における登記情報の活用例 > 旅館・ホテルなど宿泊施設の登記情報の活用例
旅館・ホテルとの契約で気を付けたいこと
旅館やホテルのような宿泊施設は順調な経営状態のところもありますが、あまり芳しくない状況の宿泊施設もあります。
食べ物や消耗品などを卸販売する時には、そういった経営状況についてもしっかりと調べてから取引をしましょう。
契約をして取引を開始したにもかかわらず売掛金を回収できない…といった事態になってしまうことだけは避けたいところです。
取引先と共倒れなどという事態を避けるためにも、契約した旅館やホテルが優良であるかどうか見極めるのは大切です。
取引先の情報もある程度は仕入れることができますので、面倒くさがることなく確認すべきでしょう。
その方法のひとつが登記情報をチェックするという方法です。
新規取引を開始する前や取引開始後にも確認しておくことを是非お勧めします。
表立っては各社公表しませんが、意外と多くの企業が取引先の情報を、登記情報を見ることで得ています。
自社を防衛するためにも商業登記情報と不動産登記情報の活用はとても大切なことだと認識されているのです。
宿泊施設は究極の客商売でもありますから、パッと見た限りでは経営状態の悪化は分かりません。
単純に客の入りが良さそうだからと安心はできません。
実際に旅館のような宿泊施設の経営を行っている人達の中には、赤字続きで困っている…買掛金の支払いが難しい状況になってしまった…というケースもあるのです。
見た目以上に経営が難しい業界でもあるので、旅館やホテルとの取引には慎重になってください。
多くの観光客やビジネスマンが集まってくる地域だとしても、その分ライバルも多く、安定した経営は望めません。
観光地だから大丈夫などと考えるのは短絡的です。
これらの地域は宿泊施設の移り変わりが激しいようで、知らない間に潰れてしまっているという例もあるくらいです。
登記情報で事前確認をすることはとても大事
登記情報を活用して取引企業のチェックをすべきではありますが、もし不払いで終わっても自社の体力があるから乗り切れると思い込んでいる企業もあります。
ですが実際に買掛金の回収が難しくなると想像以上にダメージを受けることになってしまい、連鎖倒産してしまう可能性もあります。
登記情報の確認によって全部とは言いませんがある程度は事前に把握する事が可能です。
末永い安定経営と買掛金の不払いに巻き込まれないためにも、登記情報検索サービスを活用してチェックしたうえで、旅館やホテルなどの宿泊施設と取引を開始しましょう。
登記図書館を使用することで、効率的に登記情報を見ることができます。