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ハロウィーンのいたずら?「ゾンビアップデート」とは何か
Googleの検索アルゴリズムによる「パンダアップデート」および「ペンギンアップデート」は、Webページの品質保持や質的向上のための評価システムとして知られています。
これら2つのアルゴリズムは、他サイトからの安易なコピーや、順位上昇のためのリンク操作などが顕著な「利用者にとって役に立たない、質の低いサイト」を排除し、効率良くサイトが利用できるように調整するものです。
ところが、2015年9月から10月中旬にかけて、Google検索アルゴリズムのアップデートに際して異様に大きな順位変動を示す現象が突然起こり、海外のウェブマスターをはじめWeb業界全体が騒然となりました。
この急激な順位変動現象は、たまたまハロウィーンの時期とも重なっていたためか、いつの間にか「ゾンビアップデート」ないし「Googleゾンビトラフィック」という俗称で呼ばれるようになったのです。
パンダアップデートの続き?それとも未知の…?
実際のところ、このゾンビアップデートについてはGoogleによる公式発表はなく、信頼性のある確かな情報は存在していません。
ゾンビアップデートの正体については、2015年7月に開始して以来継続中であるGoogleパンダアップデート4.2のロールアウトである可能性、あるいは全く未知のアルゴリズムや別の要素が関与している等々、専門家の間では実に様々な議論や憶測が飛び交っています。
いずれも憶測あるいは単なる噂レベルの情報に過ぎず、真実は明らかになっていないのが現状ですが、多くのユーザーが実際に急激な変動を経験していることだけは事実なのです。
当初、日本国内のGoogle検索エンジンには直接の影響はないと言われましたが、その後は国内のサイトでも検索順位や検索流入数の変化、さらには複数の順位測定ツールにおいても有意な変動が認められています。
実体が明らかでないため、現時点で有効なSEO対策を打ち出すことは難しいとしても、情報を把握して冷静に推移を見守る姿勢は大切です。
Webサイトが情報発信と集客の主要なツールとなっている不動産業界では、検索順位の上昇は死活問題とも言えるもの。
一連のゾンビアップデート騒動は、あくまで非公式な推論の一つに過ぎませんが、検索アルゴリズムの進化が時として引き起こす、ゾンビのように正体のつかめない動きについての教訓を残しました。
この経験を踏まえ、不動産業界においてもサイトの質的向上とSEO対策について、改めて考えてみる必要があるのかも知れません。